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河野 河野

京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社
ザ・サウザンド京都/京都センチュリーホテル

オペレーション部料飲課スタッフ
河野さん

ECC国際外語専門学校
総合英語コース
【大阪府】茨木西高校出身

パリのひとつ星レストランで修行
英語と接客が自分の自信になった

京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社
ザ・サウザンド京都/京都センチュリーホテル

オペレーション部料飲課スタッフ
河野さん

ECC国際外語専門学校
総合英語コース
【大阪府】茨木西高校出身

お客様に名前を覚えてもらえることがやりがいに

現在、ホテルイタリアン「SCALAE」にてレストランサービスを担当して4年になります。料理の提供やワインの提案だけでなく、京野菜の説明などを通してお客様に料理の背景を伝えることを大切にしています。ホテルというと少し堅いイメージを持たれがちですが、職場は意見を伝えやすく、個性を重視してくれる環境です。例えば、シェフに相談してリピーターのお客様に特別メニューを用意してもらうなど、自分の提案でお客様に喜んでいただいたこともあります。海外のゲストから感謝のメールをいただいたり、再訪されたお客様に声をかけていただける瞬間は、何より嬉しいひとときです。プロポーズなど人生の特別な場に立ち会うこともあり、その幸せな瞬間に携われることに責任と喜びを感じています。ホテル業界を目指したきっかけは、先生にホテルを勧められたことでした。当初は厳しいイメージに迷いもありましたが、さまざまな部門を経験できる制度を知り、「幅広く学べる」と感じて挑戦を決意しました。今では、お客様を笑顔で送り出せるこの仕事に誇りを持っています。

ECC国際外語で学んだ語学と文化を土台に、自由な発想で“ゲストファースト”の接客に挑む

現在の職場では海外からのお客様が多く、英語でのご案内や要望対応は日常です。ECC国際外語で学んだ「Business Showcase」の授業では、教科書には載っていない“リアルな英語表現”を繰り返し練習しました。現場でそのまま使える接客英語が、今の自信につながっています。また、留学生や海外出身の先生との交流を通して、文化の違いを理解する大切さも学びました。国によってサービスの受け止め方や表現が異なることを知り、それを尊重する姿勢が今の接客に生きています。振り返ると、もっと積極的に交流していれば、さらに多文化理解を深められたのではと感じることもあります。ECC国際外語に入学する前の私は人見知りでしたが、英語の授業やクラスメイトや留学生との交流を通して、徐々に自分の意見をオープンに発信できるようになりました。

パリ研修で学んだ“楽しませる心”と店舗マネージャーへの夢

入社後、会社の制度を利用してフランス・パリの星付きレストランに3か月間研修に参加しました。そこでは、一つひとつの所作やサービスの流れまでが徹底的に整えられており、空気に触れるだけで緊張感を覚えるほどの環境でした。しかし同時に、ゲストが心から楽しむためには、形ばかりに気を取られるのではなく、時にはフランクな接客やユーモアを交える柔軟さも必要だということを学びました。実際に、ゲストが肩の力を抜いて会話を楽しみ、笑顔で食事を終えられる姿を見たとき、自分自身も心から楽しんでいることが伝わるのだと実感しました。この経験は、「サービスとは型を守るだけではなく、相手に合わせて空気をつくるものだ」という意識を芽生えさせる大きな転機となりました。今後は、最年少で店舗マネージャーになることを目標に、そこで培った学びを活かしながら、自分の思い描く理想のレストランを形にしていきたいと考えています。高校生の皆さんには、「憧れや好奇心を大切にしてほしい」と伝えたいです。私自身も海外研修を経て、自分が思い描いていた以上に学びや気づきを得ることができました。挑戦の先には、必ず新しい景色が広がっています。