外国から来た“モノ”を日本国内に迎える窓口に
JALカーゴサービス
一般職
林さん
ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース(2年制)
【台湾】台北科技大学出身
日本にいながら外国を感じられる
現在は成田空港で海外から到着した貨物の運送書類を確認したり、航空貨物代理店からの問い合わせに対応しています。貨物は人のように自力で動くことができないため、代わりに私たちが、個数や重量など運送書類に記載された内容と実際に違いがないかを照合し、お客さまが通関手続きをできる状態を整えます。到着時の貨物の状態を確認するために航空機が駐機しているランプ側に出るときはいつも、この仕事をやっていて良かったと思う瞬間です。そこには空港で働いていないと絶対に見る機会のない景色が広がっており、飛行機好きにはとても魅力的です。特に夜間は幻想的で、私の一番好きな景色です。海外から様々なモノが届くので、日本に居ながら外国を感じられるのもこの仕事の魅力です。
予想できない仕事だから面白い
一番印象に残っているのは、外国航空会社の貨物機の中に入ったときです。私たちの仕事は事務所内で貨物の運送書類やメールでのやり取りなどによる到着貨物の情報処理であるため、「航空機からの貨物の取り降ろしに、なぜこんなに時間がかかるのか」と疑問に思うことが多々ありました。しかし、実際に貨物機の構造を見る機会を得たことでその理由が分かり、貨物機内の作業にも共感することができました。私たちの仕事は常に予想できない状況と隣り合わせで、慣れるまでに時間がかかります。貨物の荷捌きを行う上屋の業務では、大手アパレルメーカーのセール前になると、膨大な量の衣服が運ばれてきて驚かされますし、生鮮貨物は到着後すぐにお客さまに引き取られるので作業スピードがとても重要になります。カーゴの仕事は、予想以上に難しく、その分やりがいを感じています。
毎日続けることで英語力は向上する
ECC国際外語では「貿易」に関する授業が好きでした。モノの流れや貨物の基礎知識は、今の仕事にとても活かされています。また、取引先にはシンガポール航空やアメリカン航空など外国航空会社が多く、出発地からの問い合わせになど英語が必須です。私にとって、日本語も英語も外国語になりますが、どちらも頻繁に使用することで上達していくと思います。たとえ苦手意識があっても、コツコツと取り組むことが大切です。在学中は毎日空き時間を利用してELC(English Learning Center)に通い英語の疑問や授業で分からなかったことを先生に聞きに行っていました。たとえ1日20〜30分でも続けていれば英語力は格段に向上します。おかげでTOEIC®800点を取ることができ、就職面接時に役立ちました。今は自信がなくても諦めずに頑張ってください。