最先端のIT技術の多くは、英語で表記されています。
2010年
システム統括部システムリスク統括室 室長代理
吉田さん
ITカレッジ
IT開発研究コース
王寺工業高校出身
外国人と接する機会が多いITの現場では、国際力が必須。
日本有数の金融グループのサイバーセキュリティを担当するためには専門力・人間力・国際力すべてが求められます。専門性や人と関わるための人間力が必要になるのはイメージしやすいかもしれませんが、特に最近重要性を感じるのは「国際力」です。ちょうど今、ニューヨークのセキュリティ担当者が来日しているのですがやり取りはすべて英語です。また、クラウドやAIなど最先端の技術は、海外から発信されることが多いと感じます。どれだけ技術力があっても、英語が理解できなければ使いこなすのは難しいと思います。私も流暢に話せる訳ではありませんが、普段から外国人の同僚と一緒に飲みに行くなど語学力や国際感覚を磨くように努めています。TOEICにも挑戦していて、引き続き勉強していきたいですね。ECCコンピュータは英会話の授業があり、留学生や外国人の先生と交流する環境があります。「国際力」を磨くのにうってつけの学校なので、ぜひ生かしてほしいですね。
「とにかく手を動かす」学生時代からの習慣がプロの現場で強みに。
サイバー攻撃は、攻撃する側の手口が日々進化しています。これまで社内のシステムだけを守っていればよかったのがクラウドや協力会社のネットワークが狙われるケースもあります。セキュリティの範囲がどんどん広がり、技術も進化しているので入社後も自分のスキルを高める努力が欠かせません。セキュリティに携わるようになって、身につけたのがハッキングのスキル。セキュリティについて考える際に狙う側の立場に立って考えることが大切だと思っています。結果、ハッカーコンテストで上位に入れるレベルのスキルを身につけることができました。今も資格取得のために勉強を続けていますが、私のやり方は「とにかく手を動かしてみる!」ですね。ネットワーク系の資格を取る時も参考書を読むだけではなく、実際に手を動かしてネットワークを作ってみます。このやり方は学生時代から変わりません。ECCコンピュータでは演習授業などで実際にモノを作る機会が多いので、その時に身についた習慣です。知識を持っているだけでなく、手を動かすことができるというのはプロの現場では大きな強みになるのでECCコンピュータに入学してよかったと思いますね。
好きは力になります。本当にITが好きで仕事にしたいと考えている人は積極的に学びます。好きな気持ちが継続する力にもなります。ECCcomp.は分け隔てなくコミュニケーションを取ってくれる先生と専門的なカリキュラムがあり、好きを伸ばしてくれる土壌が整っていると思います。
現在はSMBC(三井住友銀行)に出向し、グループ全体のサイバーセキュリティを担当。チームリーダーとしてメンバーのタスク管理も担う。
ECCcomp.の後輩である阪本さんもチームメンバーの一人。リーダーとして作業内容をチェックし、自身の経験をもとにアドバイスを送る。