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後藤 後藤

ファッション誌の
撮影現場で
ヘアメイクを担当

ROI

ヘアメイクアーティスト
後藤さん

ECCアーティスト美容専門学校
ヘアメイクアーティストコース
大阪府立東淀川高等学校出身

トレンドの最先端を走る人からの評価が自信に

雑誌、テレビ、ライブなどの撮影現場で、ヘアメイクを担当しています。モデルさんは、普通のヘアメイクでもキレイに見せる力をもっているもの。だからこそ、そこに甘えず、「私の力でもっとかわいくできるはず」という強い気持ちをもって、新しい美しさ・かわいさを追求するよう心がけています。やりがいを感じるのは、数えきれないほどたくさんヘアメイクをされてきたモデルさんから「私は後藤さんのヘアメイクが好き」と言っていただくとき。また、編集者さんやライターさんからご指名をいただくときもうれしいですね。トレンドの最先端を走り続ける人や、この世界で着実に実績を積んできた人から評価していただくと、がんばる力がわいてきます。

学生時代から、さまざまな現場で仕事を体験

学生時代は、インターンシップでいろいろな現場を巡りました。コレクションのバックヤード、百貨店のイベント、バレエ教室の発表会など。現役アーティストでもある先生のお手伝いで、東京で開かれるイベントのヘアメイクを担当したこともあります。どの現場でも一人の社会人として扱われるので、知識や技術はもちろん、責任をもって仕事をまっとうする大切さも学ぶことができました。貴重な経験でいっぱいの3年間を過ごせたと思います。就職活動中は、就職担当の先生にたいへんお世話になりました。先生は、なかなか就職先が決まらない私を心配してくださったり、履歴書や服装をチェックしてくださったり、お母さんみたいな温かさで支えてくださいました。

苦手なヘアも「おもしろい」と思えるように

新人のころは、実はヘアが苦手でした。髪質、湿度、風向きなど、計算しなければいけない要素があまりにも多すぎて…。撮影中に風が吹いてきて、スタイルが乱れそうになるときは、心の中で「やめてー」と叫んでいました(笑)。当時は現場のスピードについていくのも精一杯で、求めるものに応えるため、ただただ必死に仕事に取り組んでいたように思います。最近は、限られた時間のなかで、求められる以上のスタイルを表現できないかを考える余裕が出てきました。ヘアの難しさも、今はおもしろさだと思っています。今後の目標は、単独でファッション誌の表紙を手がけること。一つひとつの仕事から多くのことを学びとり、成長していきたいです。